サンゴ礁☆くみ。の日記


※四字熟語等は、『漢検 四字熟語辞典』『漢検 漢字辞典』『広辞苑』『角川 新字源』より記載。

四字熟語日記…<2002年3月><4月><5月><6月><7月><8月><9月><10月><11月><12月>
<2003年1月><2月><3月><5月><6月> 表外漢字日記…<2004年6月><7月><8月>



苦しいよ〜 ★四字熟語

at 2002 12/01 15:37 編集

『四苦八苦(しくはっく)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】さんざん苦労すること。非常な苦しみ。もともと仏教語で、「四苦」は生・老・病・死の四つ、「八苦」は四苦に愛別離苦(あいべつりく…愛する人と別れる苦しみ)・怨憎会苦(おんぞうえく…うらみ憎むものと会う苦しみ)・求不得苦(ぐふとくく…欲しいものが得られない苦しみ)・五陰盛苦(ごおんじょうく…心身の苦しみ)の四つを加えたものをいう。あらゆる苦しみの総称。

★「四苦」以外の四字熟語、明日以降のせます。。
苦しくても頑張るタイプ? それとも逃れるタイプ? 

別れるのはツライけど…★四字熟語

at 2002 12/02 15:13 編集

『愛別離苦(あいべつりく)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】別れのつらさをいう。親子・兄弟・夫婦など愛する人と生別・死別する悲しみ。仏教で説く、生きる者の八つの苦しみ(→「四苦八苦」)の中の一つ。
【補説】語構成は「愛別離」+「苦」。
【出典】『大般涅槃経(だいはつねはんぎょう)』<一二>

★生別と死別ではちょっと違うような気もするけど、対等の扱いになるみたいですね。 

会いたくないけど…★四字熟語

at 2002 12/03 13:21 編集

『怨憎会苦(おんぞうえく)』…漢検準1級相当

【意味】怨(うら)み憎(にく)しみを抱く者と会わなければならない苦しみのこと。仏教で説く、生きる者の八つの苦しみ(→「四苦八苦」)の中の一つ。
【意味】語構成は「怨憎会」+「苦」。
【字体】「会」の旧字体は「會」。

★一方が相手に怨み憎しみを抱いていても、他方は抱いていないことも多いですね。
(-。-)/―――――――◎)))(-。-)/◎))) ぱしっ

欲しがりません★四字熟語

at 2002 12/04 12:05 編集

『求不得苦(ぐふとくく)』…漢検準1級相当

【意味】求めているものが得られない苦しみ。不老や不死を求めても得られない、また物質的な欲望が満たされない苦しみ。仏教で説く、生きる者の八つの苦しみ(→「四苦八苦」)の中の一つ。
【補説】語構成は「求不得」+「苦」。

★無いものねだりはあきらめがついても、有るものを我慢するほうが難しいよねぇ!? 

体と心があるから苦しむのね (v_v) ★四字熟語

at 2002 12/05 19:29 編集

『五陰盛苦(ごおんじょうく)』…漢検準1級相当

【意味】人間の身心を形成する五つの要素から生ずる苦痛のこと。「五陰」は色(しき・肉体)・受(じゅ・感覚)・想(そう・想像)・行(ぎょう・意志)・識(しき・判断)の五つをいう。迷いの世界として存在する一切は苦であるということ。仏教で説く、生きる者の八つの苦しみ(→「四苦八苦」)の中の一つ。
【補説】「五盛陰苦」ともいう。

ご‐おん【五陰】〔仏〕五蘊(ごうん)の旧訳(くやく⇔新訳)…漢訳仏典中、唐の玄奘(げんじょう)以前のもの。

ご‐うん【五蘊】〔仏〕(「蘊」は梵語skandha  集合体の意) 現象界の存在の五種の原理。色・受・想・行・識の総称で、物質と精神との諸要素を収める。色は物質および肉体、受は感受作用、想は表象作用、行は意志・記憶など、識は認識作用・意識。一切存在は五蘊から成り立っており、それ故、無常・無我であると説かれる。

★五陰から生ずる苦しみから逃れるには・・・? 

w(@。@;)w スゴーイ!! 四字熟語

at 2002 12/06 17:37 編集

『破天荒解(はてんこうかい)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】今まで誰もしなかったことにはじめて成功すること。型破り。「天荒」は凶作、または凶作などで雑草が生い茂ること。「破」はつきやぶる意。「解」は中国の官吏登用試験で地方の選抜試験に地方の選抜試験に合格し、中央に推挙された資格者のこと。
【補説】語構成は「破」+「天荒」+「解」。
【故事】荊州(けいしゅう)は長い間多くの解送者(地方予備試験に及第して中央の本試験を受ける者)がいたが、多くは合格しなかったので「天荒解」といわれたが、劉蛻(りゅうぜい)が合格したとき、都の人々は「天荒を破る」と言ったという故事から。
【出典】『北夢瑣言(ほくむさげん)』<四>

【類義語】
『前人未到(ぜんじんみとう)』…漢検4級相当

【意味】今までに誰も到達していないこと。空前の記録や偉業などについていう。
【補説】「前人未(いま)だ到らず」とも読む。「未到」は「未踏」とも書く。

『前代未聞(ぜんだいみもん)』…漢検2級相当(高校卒業程度)

【意味】今まで聞いたことがないような変わったこと。「前代」は前の時代・これまでのこと、「未聞」は「未(いま)だ聞かず」と訓読し、聞いたことがない意。
【注意】「未聞」を「未問」「見聞」などと書き誤りやすい。

<円周率>小数点以下1兆2411億ケタまで求める 東大教授ら

続けることが難しいのよねぇ…★四字熟語

at 2002 12/07 13:37 編集

『創業守成(そうぎょうしゅせい)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】新しい事業を始めるのはやさしくその成果を守り維持してゆくのは難しい。「創業」は事業を新しく始めること。「守成」は成果を守り続けること。
【補説】「創業は易(やす)く、守成は難(かた)し」を略した語。出典には「草創守文」とある。
【出典】『貞観政要(じょうがんせいよう)』<君道(くんどう)>
【類義語】創業守文(そうぎょうしゅぶん)

★事業にかぎらず、何でも当てはまることですね・・・。勉強・仕事・結婚生活 etc. (^.^; オホホホ

運命を共に…★四字熟語

at 2002 12/08 15:38 編集

『一蓮托生(いちれんたくしょう)』…漢検準1級相当

【意味】事のよしあしにかかわらず行動や運命をともにする意。もと仏教の語で、極楽浄土に往生して同じ蓮(はす)の上に生まれ変わり、身を託す意から転じた。「托生」は他のものに頼って生きること。
【補説】「托生」は「託生」とも書く。
【注意】「蓮」を「連」と書くのは誤り。また「托生」を「たくせい」とは読まない。

★このお二人Y 同じ蓮の上に生まれ変わっていますように☆彡 ご冥福をお祈りいたします。
<自殺願望サイト>知り合って1カ月の男女が心中

ありとあらゆる苦難★四字熟語

at 2002 12/09 20:31 編集

『七難八苦(しちなんはっく)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】ありとあらゆる災難・苦難のこと。また、そのような多くの災難・苦難に出会うこと。本来は仏教用語。
「七難」は教典によって異なるが、『観音経(かんのんきょう)』では、火難・水難・羅刹(らせつ…悪鬼の通名)難・王難・鬼難・枷鎖(かさ…かせとくさり・禅宗で無形の束縛)難・怨賊(おんぞく)難の七つ。
「八苦」は生苦・老苦・病苦・死苦・愛別離苦・怨憎会苦(おんぞうえく)・求不得苦(ぐふとくく)・五陰盛苦(ごおんじょうく)の八つ(12/1〜5日分参照)。

「願わくば我に七難八苦を与え給え」

運筆の八法★四字熟語

at 2002 12/10 20:19 編集

『永字八法(えいじはっぽう)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】「永」の一字に筆法のすべてが含まれているという書の教え。
書法における運筆の八法(側〈そく〉・勒〈ろく〉・努〈ど〉・てき〈曜の日へん部が走にょう〉・策〈さく〉・掠〈りゃく〉・啄〈たく〉・磔〈たく〉)が「永」という文字に含まれている意。
【注意】「八法」を「八方」と書き誤らない。

『永字八法』

親友★四字熟語

at 2002 12/11 19:58 編集

『莫逆之交(ばくぎゃくのまじわり)』…漢検準1級相当

【意味】互いに心に逆らうことのない意気投合した親友。「莫逆」の「莫」は「無」に同じ意で、逆らうことがない意。
【補説】「交」は「こう」とも読む。
【注意】「莫」を「幕」と書き誤らない。
【出典】『北史(ほくし)』<司馬膺之伝(しばようしでん)>
【類義語】莫逆之友(ばくぎゃくのとも)、莫逆之契(ばくぎゃくのちぎり)

★今日、大学時代の友人と会いました♪ 3時間ほどでしたが…。1年に1,2回は会います。
ショッピング・ランチを共にしながら、昔のことや近況を語り合い楽しいひとときを過ごしました。
お互いにあまり変わっていないなぁと思いながらも、『歳月流るる如し(年月が早く過ぎ去ることの形容)』を
犇犇(ひしひし)と感じました。
彼女は穏やかな美人で、時には調子に乗ってしまう私を優しく諫(いさ)めてもくれました。←昔の話です。(^.^;
今は歯医者さんの奥様で一男一女(幼児)のmamaさんです☆
○○さん☆ 今日はアリ\(*^▽^*)/ガトゥY

★揮毫★

at 2002 12/12 21:09 編集

『揮毫(きごう)』 「毫」…1級配当漢字

【意味】毛筆で書画をかくこと。「色紙に揮毫する」
【参考】「揮」はふるう(常用漢字表にない読み方)、「毫」は毛筆の意。

『今年の漢字は「帰」…拉致被害者への思い込めて』
『2002年 今年の漢字 − 日本漢字能力検定協会』

体と命☆惜しむ? 惜しまない? 四字熟語

at 2002 12/13 19:00 編集

『不惜身命(ふしゃくしんみょう)』…漢検準1級相当

【意味】自分の身をささげて惜しまないこと。「不惜」は惜しまない意、「身命」は体と命のこと。仏道を修めるために、自らの身も命もささげて惜しまないこと。転じて、自分の身をかえりみないこと。
【出典】『法華経(ほけきょう)』<譬喩品(ひゆぼん)>

【対義語】
『可惜身命(あたらしんみょう)』…漢検準1級相当

【意味】体や命を大切にすること。「可惜」は、このままにしておくのは惜しい、もったいない、惜しむべきだの意。「身命」は体と命。

★仏道修行のためとは言い難いような…。 『中高年男性の自殺が急増「防止マニュアル」作成へ』

人の道は何処(いずこ)に…★四字熟語

at 2002 12/14 22:31 編集

『在邇求遠(ざいじきゅうえん)』…漢検1級相当

【意味】人としての正しい道は自分自身の中に求めるべきなのに、とかく人は遠いところにそれを求めようとするということ。「邇」は「近」と同じで、近いこと。近くにあるのに、遠い所に求めるという意。
【補説】「邇(ちか)きに在(あ)りて遠きに求む」とも読む。
【出典】『孟子(もうし)』<離婁(りろう)・上>

【類義語】
『舎近求遠(しゃきんきゅうえん)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】身近に良いものがあることが分からず、遠くまでさがし求めること。「舎」は「捨」と同じで、「舎近」は近くにあるものを捨てること、「求遠」は遠くにあるものを求める意。
【補説】「近きを舎(す)てて遠きを求む」とも読む。
【字体】「舎」の旧字体は「舍」。

★この選手は自分自身の中に正しい道を求めたんですねY  水島工のエース選手権辞退、誤審問題悩む

身を隠すのは美人だから? コワイから? ★四字熟語

at 2002 12/15 17:52 編集

『沈魚落雁(ちんぎょらくがん)』…漢検準1級相当

【意味】はなやかな美人の形容。美人を見ると魚や雁もはじらって身を隠す意。『荘子(そうじ)』<斉物論(せいぶつろん)>の中の「毛(もう)しょう(檣の木ヘンが女ヘン)・麗姫(りき)といった美人でも、鳥魚がこれを見ると魚は
水底深くかくれ鳥は高く飛び去る」という故事をふまえている。
【補説】「落雁沈魚」ともいう。

【類義語】
『羞月閉花(しゅうげつへいか)』…漢検1級相当

【意味】美しい女性のこと。「羞」ははじらう意。あまりの美しさに、月も羞じらい花も閉じてしまうという意。
【補説】「月をも羞(はず)かしめ花をも閉ざしむ」とも読む。「羞花閉月」「閉月羞花」ともいう。

『「シミ取れうれしい!」カイヤ変身(スポーツニッポン)』
『カイヤ減量あと6キロ! セクシー衣装披露(日刊スポーツ)』
★私、カイヤに似ていると言われています・・・( ^.^)( -.-)( _ _)

美少年★四字熟語

at 2002 12/16 23:10 編集

『擲果満車(てきかまんしゃ)』…漢検1級相当

【意味】非常に人気があり評判なこと。また、非常な美少年のこと。「擲」はなげつける、なげすてる。
【補説】「擲果(てきか)、車に満つ」とも読む。
【字体】「満」の旧字体は「滿」。
【故事】晋(しん)の潘岳(はんがく)は容貌(ようぼう)が非常に美しく、洛陽(らくよう)の町を行くと婦人たちは彼をとりまいて果物を投げつけ、果物で車がいっぱいになったという故事から。
【出典】『晋書(しんじょ)』<潘岳伝(はんがくでん)>

★こちらは果物ではなく耳をつんざく奇声!!  ☆ハリポタ君、初来日 ファン3000人「ギャー!!」(報知新聞)

表現の仕方はムズカシー! 四字熟語

at 2002 12/17 12:17 編集

『一字褒貶(いちじほうへん)』…漢検1級相当

【意味】一字の使い分けによって、人を誉めたりけなしたりすること。「褒貶」は誉めることと、おとしめること。儒教の五経の一つである『春秋(しゅんじゅう)』の表現様式を評した語。
【字体】「褒」の旧字体は「襃」。
【出典】杜預(どよ)の『春秋左氏伝集解(しゅんじゅうさしでんしっかい)』<序>

【類義語】
『春秋筆法(しゅんじゅうのひっぽう)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】言葉づかいや文章の細やかな筆づかいの中に賞賛や批判の意味を暗に含ませること。また、公正な態度で厳しく批判すること。表面的なことだけで判断せず、間接的な原因や結果も見落とさないで厳正に批判すること。また、直接的な表現でなく間接的な表現で真意を説くこと。
【補説】孔子が著した『春秋』には簡潔な表現の中に厳しい歴史批判が込められている。孔子のそのような表現方法を「春秋の筆法」と言うようになった。

★こちらは使い分けではなく単純ミスだそうですが、果たして本当のところはどうなのでしょう?
<教科書誤記>雪国はつらつ条例→雪国はつらいよ条例 村、怒る
教科書の記載間違い。雪国はつ○○○条例

悪知恵に長(た)けてます★四字熟語

at 2002 12/18 21:13 編集

『奸智術数(かんちじゅっすう)・奸智術策(かんちじゅっさく)』…漢検1級相当

【意味】よこしまな知恵と計略。悪だくみ。「奸」はよこしまの意、「術数」は計略。
【補説】「奸智」は「姦智」とも書く。
【字体】「数」の旧字体は「數」。

【類義語】
『権謀術数(けんぼうじゅっすう)・権謀術策(けんぼうじゅっさく)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】人をあざむくための策略。「権謀」はその場に応じた策略のこと、「術数」ははかりごとの意。
【字体】「権」の旧字体は「權」。
【出典】朱熹(しゅき)『大学章句(だいがくしょうく)』<序(じょ)>

★引っ掛からないように気を付けましょうね〜。 『ヤミ金融1365業者を出資法違反で告発』(読売新聞)

長所を生かしましょー★四字熟語

at 2002 12/19 20:21 編集

『舎短取長(しゃたんしゅちょう)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】短所や欠点をすてて、長所をのばすこと。また、つまらないものを排除して、よいものを取りあげること。「舎」は「捨」と同じで、短所を捨て長所を取るという意から。
【補説】「短を舎(す)て長を取る」とも読む。
【字体】「舎」の旧字体は「舍」。
【出典】『漢書(かんじょ)』<芸文志(げいもんし)>

【類義語】
『採長補短(さいちょうほたん)』…漢検5級相当

【意味】人の長所をとり入れ、自分の短所を補うこと。「長」は長所、「短」は短所のこと。
【補説】「長を採(と)り短(たん)を補(おぎな)う」とも読む。

『続短断長(ぞくたんだんちょう)』…漢検5級相当

【意味】過不足がないよううまい具合に整えること。「続」は継ぐこと。短いものを継ぎ、長いものを断ち切る意。
【補説】「短を続(つ)ぎ長を断(た)つ」とも読む。また「断長続短」ともいう。
【字体】「続」の旧字体は「續」、「断」の旧字体は「斷」。

【参考】
[長所は短所]…失敗は多くその長所に頼る所から来るものだから、長所は見方を変えれば短所である。

★今日は長男の三者懇談会。長所は伸ばしても短所は捨ててほしくないなぁ。。  

すぐれた心と肉体★四字熟語

at 2002 12/20 22:30 編集

『神采英抜(しんさいえいばつ)』…漢検準1級相当

【意味】心も風采も、人にぬきん出てすぐれていること。「神采」は精神と風采。
【補説】「神采」は「神彩」とも書く。
【字体】「抜」の旧字体は「拔」。
【出典】『陳書(ちんじょ)』<江総伝(こうそうでん)>

★これからもっと鍛えて頑張られるようですね。
『棚橋「まだまだ死ねません」復帰会見で1・4参戦希望を明言』

美人の形容★四字熟語

at 2002 12/21 20:23 編集

『国色天香(こくしょくてんこう)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】すばらしい香りと国一番の美しさ。牡丹(ぼたん)の別名。のちに美人の形容。「天香」は天から下る香り、非常によい香り。
【補説】出典に引かれた李正封(りせいほう)の詩句「国色朝(あした)に酒を酣(たのし)み、天香夜(よる)に衣(ころも)を染む」にもとづく。「天香国色」ともいう。
【字体】「国」の旧字体は「國」。
【出典】『松窓雑録(しょうそうざつろく)』

【類義語】魏紫姚黄(ぎしようこう)

『太液芙蓉(たいえきのふよう)』…漢検準1級相当

【意味】美人のこと。「太液」は漢代に未央(びおう)宮の北にあった池の名。「芙蓉」は蓮(はす)の花のこと。白居易(はくきょい)が、玄宗皇帝の楊貴妃(ようきひ)を慕う気持ちを歌った詩句から。
【出典】白居易の「長恨歌(ちょうごんか)」

『仙姿玉質(せんしぎょくしつ)』…漢検2級相当(高校卒業程度)

【意味】とびぬけた美人に対する形容。「仙姿」は仙女のような容姿、「玉質」は玉のように美しい肉体。

『深キョンがパリコレモデルに…オトナの色香魅せる』(サンケイスポーツ)
『深キョン パリコレ出演 日本の女優初』(報知新聞)

すぐれた人のチャレンジ精神!! 四字熟語

at 2002 12/22 19:38 編集

『駿足長阪(しゅんそくちょうはん)』…漢検準1級相当

【意味】すぐれた人物が、困難を恐れずに自分の才能を試してみたいと思うこと。「駿足」は足の速いすぐれた馬のこと、「長阪」は長い坂道の意。駿馬(しゅんめ)はけわしい長い坂を走りたいと思うということから。
【補説】「駿足長阪を思う」の略。「長阪」は「長坂」とも書く。
【出典】陸厥(りくけつ)の文

★松井選手には頑張っていただきたいですねぇ☆ 義弟が松井選手に似ているので何となく親しみを感じます♪
『松井1月渡米、ジーターと自主トレも』(日刊スポーツ)
『松井、知事への一言に人柄 ヤンキース入りで「松井番ゴジラ通信」スタート』(北國新聞)

日常生活に必要なことといえば…★四字熟語

at 2002 12/23 19:35 編集

『灑掃応対(さいそうおうたい)』…漢検1級相当

【意味】日常生活に必要な仕事や作法のこと。ふきそうじをすることと、応対すること。「灑」は水をまく、洗う、掃除する意。
【意味】「応」の旧字体は「應」、「対」の旧字体は「對」。
【出典】朱熹(しゅき)『大学章句(だいがくしょうく)』<序>

★今日、ほとんどの窓拭きを終えました。滅多にやらないから汚かった〜ぁ! なんだか腕が懈(だる)いです。
応対のほうは得意なんですけどねぇ…。明日もお天気だといいなぁ☆ まだ大掃除が…。

形式だけでも残しましょー★四字熟語

at 2002 12/24 09:42 編集

『告朔き(食ヘンに氣)羊(こくさくのきよう)』…漢検1級相当

【意味】実を失って、形式だけが残っているたとえ。毎月一日にいけにえとして供えられた羊の意。実害がなければ、習慣や行事の形式だけは残しておいたほうがよいということ。「告朔」は毎月一日に行われた羊を廟(びょう・祖先の霊を祭る所)に供えて祖先をまつる周代の儀式、「き羊」はいけにえの羊のこと。
【故事】孔子の門人の子貢が、古くから伝わる告朔の儀式が形式化し、いけにえの羊を供えているだけであるのを見て、そのいけにえの羊も廃止するよう進言した。すると孔子は、形式だけでも続けていれば、やがて実質も復活するだろうから、羊を供える儀式は残したほうがよいと言ったという故事から。
【出典】『論語』<八(はち)いつ(イ〈にんべん〉に八のしたに月)>

★今日は、Christmas Eve!
キリスト教信者の方以外でもChristmasの行事を続けていれば、
Christianになる人が出てくるかもしれないですもんね〜†

来年はひつじ年! 「羊」は古代には「山の神」とされ、めでたいしるしとされていました。(『新字源』)
羊部に属する漢字に「美・義・善」があります。
〜〜美は羊の肥美の状を示し、神に薦むべきものである。善・義・美はみな羊に従い、善は羊神判によって勝利をえたもの、義は犠牲としての羊の完美なるもの、美も神に供薦すべきものをいう。それで形の美、肉味の美をいう。さらに移して人の徳行や自然風物の美しいことをいう。…『字統』(白川静著 平凡社)〜〜

『羊を以(もっ)て牛に易(か)う』…小さなものを大きなものの代用にすること。また、物事が本質的には変わらないたとえ。
【故事】中国、戦国時代、斉(せい)の宣王が、鐘に塗る血をとるためにいけにえにされそうになったウシをあわれんで、ヒツジにかえさせた故事から。<『孟子』>…『漢検 漢字辞典』

皆さん、羊を崇め奉りましょー☆

誰かの感化を受けてますか…★四字熟語

at 2002 12/25 08:46 編集

『頑廉懦立(がんれんだりつ)』…漢検1級相当

【意味】高潔な人格に感化されて、良い方向にむかうこと。「頑」は欲が深いこと。「懦」は意生地がない、気が弱い意。「廉」は心にけがれがないこと。欲が深い者も改心して清廉な人となり、意気地がない者も奮起して志を立てる意。
【補説】「伯夷(はくい)の風(ふう)を聞く者は、頑夫(がんぷ)も廉(れん)に、懦夫(だふ)も志を立つる有り」の略。伯夷は周代初期の人で、清廉潔白な人と伝えられる。
【注意】「懦立」を「儒立」と書き誤らない。
【出典】『孟子(もうし)』<万章(ばんしょう)・下>

★世の中の人々は、イエス-キリストの感化を受けている人が多いはずなのに、
なかなか良い方向に向かいませんねぇ。。(以下、『広辞苑』より)

☆イエス【Jesus(ラテン)】
(ヘブライ語のイェホーシュア、またはヨシュアのギリシア語形Iesousから。「ヤハウェは救いなり」の意)
キリスト教の開祖。北パレスチナのナザレの大工ヨセフとその妻マリアとの子として生れ、30歳頃、家を出て、ヨルダン川でバプテスマのヨハネから洗礼を受け、神の国の来臨の近いことを告げて、ユダヤ民族の悔改を迫った。神は慈愛深い父で、人間は皆同胞として相愛すべきことを説き、一切の偽善を排し、正義と愛との徹底を期した。初めガリラヤ地方に活動、のち首都エルサレムでパリサイ派や祭司階級を批判、讒訴(ざんそ)されてゴルゴタ丘で十字架刑により死。弟子たちはイエスが死後3日目に復活したと確信、「油そそがれたる」救い主、すなわちメシア(キリスト)と信じ、新運動を開始、ここにキリスト教が興起。耶蘇(ヤソ)。イエズス。

☆イエス‐キリスト【Jesus Christus(ラテン)】…メシア(救い主)たるイエスの意。

☆キリスト【Christo(ポルトガル)・基督】
(もとヘブライ語のマシーアハ(ギリシア語形メシアス)のギリシア語訳 Christos から)
「油を注がれた者」の意。古代ヘブライ時代で王や祭司や預言者は任命に際して頭に油を注がれ、後にイスラエルを救うために神が遣わすべき将来の王の意となる。キリスト教ではイエスを人類の罪を贖(あがな)うために神が遣わしたキリストと信ずる。

☆クリスマス【Christmas; Xmas】
(Xは「キリスト」の意のギリシア語 Xristos の頭字。 mas は祭日の意)
キリストの降誕祭。12月25日に行う。もと太陽の新生を祝う「冬至の祭」がキリスト教化されたもの。ギリシア正教会では1月6日。聖誕祭。降誕祭。ノエル。

遠くにいる友人を思いやるときって…★四字熟語

at 2002 12/26 19:10 編集

『渭樹江雲(いじゅこううん)』…漢検1級相当

【意味】遠くにいる友人を思う情が切なこと。渭水のほとりの樹木と揚子江の空にたなびく雲。一方は渭水のほとりにいて、一方は遠く離れた揚子江のそばにいて互いに思いやる。「渭」は渭水。甘粛(かんしゅく)省に発し陝西(せんせい)省を東に流れて潼関(とうかん)県で黄河に注ぐ。「江」は揚子江(長江)。
【出典】杜甫(とほ)の詩

★今日、やっと自分の年賀状の構想&印刷をやってました。
あと、ウラ面にちょこっと手書きの近況文を添える作業がまだ残ってますが…。
この時季は遠くにいる友人のことを思いやるので、相手もそうなのかなぁって思います☆

人生悩み苦しむわけです…★四字熟語

at 2002 12/27 10:36 編集

『百八煩悩(ひゃくはちぼんのう)』…漢検2級相当(高校卒業程度)

【意味】人間が持っている多くの迷いのこと。「煩悩」は仏教語で人間の悩みや苦しみの意で、それが全部で
一○八種類あるという。
【補説】人間は六根(眼・耳・鼻・舌・身・意)を持っていて、その一つずつにそれぞれ好・悪・平の三種があって
十八種の煩悩となる。さらにそれらが浄・染の二種に分かれて三十六種、これが過去・現在・未来の三種にわたって人を悩ますので合計一○八種となるとする。なお、他説もある。
【字体】「悩」の旧字体は「惱」。
【出典】『智度論(ちどろん)』<六八>

★「百八煩悩」についての説は、検索して調べると多々あるようです。興味がある方は調べてみると良いですね♪
今年の煩悩を払う、バーチャル除夜の鐘  ♪除夜の鐘が鳴らせるゾ!