サンゴ礁☆くみ。の日記


※四字熟語等は、『漢検 四字熟語辞典』『漢検 漢字辞典』『広辞苑』『角川 新字源』より記載。

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御覧遊ばせ★四字熟語

at 2002 06/02 23:43 編集

『乙夜之覧(いつやのらん)』

【意味】天子が書物を御覧になること。昔、中国で天子が午後十時ごろ仕事を終え、就寝前に読書したからいう。「乙夜」は午後十時ごろのこと。一夜を五つに分けた二番目。「覧」は書見のこと。
【補説】「乙夜」は「おつや」とも読む。
【字体】「覧」の旧字体は「覽」。
【出典】『杜陽雑編(とようざっぺん)』<中>

★午後十時を過ぎてもお仕事をなさっている方々、おつかれさまでーす☆彡

$お金持ちぃ〜★四字熟語

at 2002 06/02 23:35 編集

『猗頓之富(いとんのとみ)』

【意味】巨万の富、膨大な財産をいう。「猗頓」は中国、春秋時代の代表的な金持ちの名。
【故事】大きな財をなした范蠡(はんれい)の教えを受けた猗頓は牛や羊を十年飼ううちに財産は王公になぞらえるほどになり、天下の人は金持ちといえば猗頓の名をあげるようになったという故事から。
【出典】『史記』<貨殖伝>
【類義語】陶朱猗頓(とうしゅいとん)

★はじめ、「1トンの富」と読みまちがえて、ワァ〜オ! って思ってしまった☆

Homo sapiens★四字熟語

at 2002 06/03 18:59 編集

『円顱方趾(えんろほうし)』

【意味】丸い頭と四角い足。人類のこと。頭は天に足は大地に似るという人類と天地の類似を説いたもの。「顱」はあたま、「趾」は足。
【補説】「方趾」は「方址」とも書く。
【字体】「円」の旧字体は「圓」。
【類義語】円頭方足(えんとうほうそく)、円首方足(えんしゅほうそく)

家事に関する労働★四字熟語

at 2002 06/10 16:13 編集

『洒掃薪水(さいそうしんすい)』

【洒掃】…水をそそぎ、塵をはらうこと。そうじ。
【薪水】…たきぎを拾い水を汲むこと。広く、炊事・家事。

★昨日の漢検の四字熟語の問題10問のうち、これだけまちがってしまった。なぜか【滲水】…しみこんだ水。と書いてしまったのです。(*>_<*) でも、調べたら、『漢検 四字熟語辞典』に載ってなかったんですよ〜★ 
そんなのアリ〜〜ぃ!! って言っても、もうちょっと考えれば分かってたのにぃ〜って感じです。(^▽^笑)

欺瞞(ぎまん)★納得できる諺

at 2002 06/10 16:20 編集

【我々の自己欺瞞は一たび恋愛に陥ったが最後、最も完全に行われるのである】

ぎ‐まん【欺瞞】…人目をあざむき、だますこと。

★こんなの、試験問題に出てるモンだから、密かに笑っちゃいましたよ。(^▽^笑) 
ちゃんと書けたから笑えたのかもしれないですけど・・・。

☆昵懇(じっこん)の間柄☆彡

at 2002 06/10 16:46 編集

【睦(むつ)まじき中に垣をせよ】…昨日の試験問題

【親しき中にも礼儀あり】…親密過ぎて節度を失うのは不和のもとだから、親密な中にも礼儀を守るようにせよ。【親しき中に垣をせよ】も同義。

じっ‐こん【昵懇】…こころやすいこと。親しいこと。懇意。(「昵」は、したしむ意)

★親友同士だと思われている友だち同士でも、どちらかの忍耐で成り立っている場合、殺傷事件など起こることがあるようですね。やはり、いくら仲がいいといっても、礼儀は弁(わきま)えたいものですね☆

毋(ぶ)遠慮★四字熟語

at 2002 06/11 14:14 編集

『一士諤諤(いっしがくがく)』

【意味】多くの者がおもねり追従している中で、一人だけ恐れはばからずに直言すること。「諤諤」ははばかることなくありのまま是非善悪を言うこと。
【補説】一般には「千人の諾諾(だくだく)は一士の諤諤に如(し)かず」の句で使われる。
【出典】『史記』<商君伝(しょうくんでん)>

★私、ついコレやっちゃうことあるんです。感謝されることもあるけれど、お互いにつらい思いをすることもあります。(*>_<*)  『毋』は『無』のことです。 

エーキョー受けやすいほう? 四字熟語

at 2002 06/11 15:05 編集

『墨子泣糸(ぼくしきゅうし)』…漢検3級相当(中学校卒業程度)

【意味】人は習慣や他人の影響などによって善にも悪にもなるたとえ。「墨子」は中国戦国時代の思想家墨(ぼく)てき(…は出ず)のこと。「泣糸」は糸を見て泣いたということ。
【補説】「墨子糸に泣く」とも読む。
【字体】「糸」の旧字体は「絲」。
【故事】墨子は白い糸が染料によって黄色にも黒にもなるのを見て、物事は何を選択するかで結果が大きく分かれ、もどることができないことを嘆いて涙を流した故事による。
【出典】『江南子(えなんじ)』<説林訓(ぜいりんくん)>

【類義語】
『水随方円(すいずいほうえん)』…漢検3級相当(中学校卒業程度)

【意味】人民の善悪は、為政者によって感化されるということ。また、人の考え方や性格は、友人や環境によってよくも悪くもなるということ。「方円」は四角いものと丸いもの。水は容器の形によって四角にも丸にもなるということから。
【補説】「水は方円の器(うつわ)に随(したが)う」の略。出典には「民は猶(なお)水のごとし、盂方(うほう)なれば水方(みずほう)に、盂円(うえん)なれば水円なり」とある。
【字体】「随」の旧字体は「隨」、「円」の旧字体は「圓」。
【出典】『韓非子(かんぴし)』<外儲説(がいちょせつ)・左上>

★「糸」じゃ元に戻れないけど、「水」のように流れていれば、四角を丸にすることができるはず!

最適★四字熟語

at 2002 06/12 17:38 編集

『黜陟幽明(ちゅっちょくゆうめい)』

【意味】正しい基準に従って人材を評価すること。「黜陟」は退けることと官位を引き上げること。「幽明」は暗愚と賢明の意。暗愚なものを退け、賢明なものを登用するということから。
【補説】「幽明を黜陟す」とも読む。
【注意】「幽明」を「幽冥」と書き誤らない。
【出典】『書経』<舜典(しゅんてん)>
【類義語】適材適所、量才取用(りょうさいしゅよう)、量才録用(りょうさいろくよう)
【対義語】大器小用(たいきしょうよう)、大材小用(たいざいしょうよう)

★今年度より、子どもたちの教育評価が、相対評価から絶対評価に変更されました。マニュアルはあるらしいですが、児童・生徒の学校間による格差、先生の判断基準により恩恵を受ける子・そうでない子も出てきそうな気がします。(今までもそうでしたが…)
先生方の評価システムがあったら、子どもたちにとって、学校ってもっと良くなるのかなぁ?

上手な褒め方・貶し方★四字熟語

at 2002 06/13 19:24 編集

『筆削褒貶(ひっさくほうへん)』

【意味】批評の態度が公正できびしい「春秋筆法(しゅんじゅうのひっぽう)」を表す語。「筆削」は書くべきものは書きとり去るべきところは削ること、「褒貶」は褒(ほ)めるべきところは褒め。貶(けな)すべきところは貶すこと。
【字体】「褒」の旧字体は「襃」。
【出典】『経学歴史(けいがくれきし)』

『春秋筆法(しゅんじゅうのひっぽう)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】言葉づかいや文章の細やかな筆づかいの中に賞賛や批判の意味を暗に含ませること。また、公正な態度で厳しく批判すること。表面的なことだけで判断せず、間接的な原因や結果も見落とさないで厳正に批判すること。また、直接的な表現でなく間接的な表現で真意を説くこと。
【補説】孔子が著した『春秋』には簡潔な表現の中に厳しい歴史批判が込められている。孔子のそのような表現方法を「春秋の筆法」というようになった。
【類義語】春秋筆削(しゅんじゅうのひっさく)、一字褒貶(いちじほうへん)

★到底、及びませんわぁ。(#^.^#) エヘッ☆

ウルサイだけ! 四字熟語

at 2002 06/13 19:49 編集

『蛙鳴蝉噪(あめいせんそう)』

【意味】役に立たない議論や、内容に乏しく下手な文章。蛙(かえる)や蝉(せみ)がやかましく鳴き騒ぐように、うるさいばかりで何の役にも立たないという意味から転じた。
【補説】「蝉噪蛙鳴」ともいう。
【出典】蘇軾(そしょく)の詩
【類義語】蛙鳴雀噪(あめいじゃくそう)、

『驢鳴犬吠(ろめいけんばい)』

【意味】拙劣でつまらない文章や聞くに値しない話のたとえ。ろばが鳴き犬が吠(ほ)える、また、その声。ありふれていて聞くに値しない意。「驢」はろば。
【補説】「驢鳴き犬吠ゆ(ろなきいぬほゆ)」ともよむ。また「犬吠驢鳴」ともいう。
【出典】『朝野僉載(ちょうやせんさい)』<ゆ(…出ず)信(しん)>

★うゎ〜ん、ワタシのことです〜ぅ。(*>_<*) すみませ〜ん f(^_^;

時は金なり★四字熟語

at 2002 06/17 12:15 編集

『尺璧非宝(せきへきひほう)』

【意味】時間は何よりも貴重であるということ。「尺璧」は直径が一尺もある大きな宝玉のこと。尺璧も時間の貴重さと比較すれば、宝物とはいえないという意。
【補説】「尺璧は宝に非ず(せきへきはたからにあらず)」とも読む。
【字体】「宝」の旧字体は「寶」。
【注意】「尺璧」を「尺壁」と書き誤らない。
【出典】『淮南子(えなんじ)』<原道訓(げんどうくん)>

★漢検前は、出かけるときにも単語カードを持って行きましたよ。単語カード…懐かしい響きじゃないですかぁ☆ 
何を書いてたかって? 主に、熟字訓・当て字(動物名・植物名・外国名など)です。何度かやってもわからなかったもの・まちがったものをその都度書いておきました。
おかげで、きたない家がますますひどくなってしまい、いま、ちょっとずつ片付けちゅーデス★

熟練★四字熟語

at 2002 06/17 19:23 編集

『老成持重(ろうせいじちょう)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】十分な経験があり、そのうえ慎重なこと。「老成」は経験豊富で物事に慣れていること、「持重」は重々しく大事をとる意。
【注意】「持重」を「自重」と書き誤らない。

★今日、二男をかかりつけの小児科へ連れて行きました。抗てんかん剤を飲んでいるので、半年に1回血液検査をするのです。今日は、経験豊富なはずの看護師さんだったのですが、少し慎重さが足りなかったようです。
右腕に2回、左腕に1回針を刺して、やっと10CCほど採血できたのでした。(*>_<*)

運は天命? 四字熟語

at 2002 06/19 17:06 編集

『墜茵落溷(ついいんらくこん)』

【意味】人には運不運があるということ。「茵」はしとね・敷物のこと、「溷」はかわやの意。風に吹かれて散った花が、あるものは幸運なことに敷物の上に落ち、あるものは不運にもかわやに落ちるということから。
【補説】「茵に墜ち溷に落つ(いんにおちこんにおつ)」とも読む。
【注意】「墜茵」を「墜因」と書き誤らない。
【出典】『南史(なんし)』<范しん(糸へんに眞)伝(はんしんでん)>

【類義語】

『運否天賦(うんぷてんぷ)』
【意味】人の運不運は天命による。また、運を天に任せること。「運否」は運のあるなしの意。「天賦」は天から与えられる意。
【補説】「運否」は「うんぴ」とも読む。
【注意】「運否」を「運賦」と書き誤りやすい。

★不運だと思っても、そのあとにとる行動によっていくらでも運に変えられるものだと思います。
その逆も然(しか)り。天はそれを見越して、運不運をお与えになるのではないかと思います。
☆マーフィー博士の言葉より…「あなたの人生はあなたの思い描いた通りになる」『マーフィー 値千金の1分間』(しまずこういち 編著・三笠書房)←ちょっと落ちこんだときに読むと、少し気持ちが楽になります☆

いいコトしましょー★四字熟語

at 2002 06/19 20:42 編集

『陰徳陽報(いんとくようほう)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】人知れずよい事をする者には、必ずはっきりしたよい報いがあるということ。「陰徳」は人に知られない隠れた善行のこと、「陽報」は表面にあらわれるよい報いの意。
【補説】「陰徳有る者は必ず陽報有り」の略。
【注意】「陰徳」を「隠徳」と書き誤らない。
【出典】『淮南子(えなんじ)』<人間訓(じんかんくん)>
【類義語】善因善果(ぜんいんぜんか)

★「人知れず…」ってトコがいいなぁ☆ よく、日ごろの行いがいいから云云(うんぬん)っていうのは、うまく言い当てたフレーズかも知れないですね。逆に、隠れて悪行をしていると…。

みんな楽しめるよ! 四字熟語

at 2002 06/20 10:37 編集

『鳶飛魚躍(えんぴぎょやく)』

【意味】自然の本性に従いおのずから楽しみを得ることのたとえ。また、そのような道の作用のたとえ。また、人君の徳化が広く及ぶことのたとえ。とびが空に飛び魚が淵(ふち)におどる意。
【補説】「鳶は飛んで天に戻り、魚は淵に躍る(とびはとんでてんにいたり、うおはふちにおどる)」の略。また、「鳶飛び魚躍る(とびとびうおおどる)」とも読む。
【出典】『詩経』<大雅(たいが)・旱麓(かんろく)>

★先日、二男(小6)の通う養護学校で、リハビリテーション事業団・スポーツ振興部の方々による講話がありました。「障害者とスポーツ」という演題です。
重度障害者でも取り組めるスポーツとして、「ボッチャ」「カローリング」「フライディングディスク」などについて、子どもたち(高等部)と実践を交えてお話しされました。

【競技ボッチャ(BOCCIA)】…重度脳性麻痺者を対象としたパラリンピックの正式種目です。
2チームに分かれて、最初に投げた的ボール(白)に向かって自分のチームのカラーボール(赤6個・青6個)を投げたり転がしたりして、相手よりも少しでも的ボールの近くにボールを止めることを競うゲームです。

コートは屋外でも室内でもよく、平らでなめらかな場所であればどこでもOKです。重度障害者や電動車いす使用者でボールを投げることが出来なくても、補助具を使い、自分の意思を介護者に伝えて競技を行うことができます。投げ方は自由です。@投げるA転がすB蹴るC補助具・勾(こう)配具(ランプス)を使用して転がす…など様々です。

【カローリング】…『ジェットローラ』(カーリングで使うストーンのような形で裏面にローラーが3個付き・6色あり)を
『ポイントゾーン』(標的となる円形で中心から赤〈3点〉・黄〈2点〉・青〈1点〉の3色カラー仕上げ)に向かって投球して得点を競うゲーム。

【フライングディスク】…『アキュラシーゴール』(内径91.5pの円形でオレンジ色)に向かって『ディスク』を10回連続して投げ、輪の中を何回くぐったかで勝敗を決める。外で行う競技で追い風を原則として設置する。

【その他】
『ビリヤード』で、スティックを動かすのでなく、改造してボタンを押すとバネで球を突くことができる。
『ドッジボール』で、ボールを取れなかった場合、受けられなかった人がアウトではなく、投げた人がアウトとか。

★ちょっとルールを変えることで、みんなが楽しめるスポーツになるヨってお話でした。o(*^▽^*)o ̄♪

お月さま★四字熟語

at 2002 06/20 19:50 編集

『桃花癸水(とうかきすい)』

【意味】女性の月経をいう。つきのもの。つきのさわり。「癸」は、みずのと。水に属し、「癸水」は女性の月経の意。「桃花」は女性を象徴させた雅語。
【補説】「癸水」を「発水」と書き誤らない。
【出典】『粧楼記(しょうろうき)』

★こんな綺麗な言い方をしてれば、あまり苦にならないかもね☆彡

お互いさま★四字熟語

at 2002 06/20 20:00 編集

『投桃報李(とうとうほうり)』

【意味】善に対して善で報いることのたとえ。桃が贈られてくれば、返礼としてすももを贈り報いる意。また、みずから徳を施せば人もこれを手本とするたとえ。さらに、友人間の贈答にもいう。
【補説】「桃を投じて李に報ゆ(ももをとうじてすももにむくゆ)」とも読む。
【注意】「投桃」を「投挑」と書き誤らない。
【出典】『詩経(しきょう)』<大雅(たいが)・抑(よく)>
【類義語】投珠報宝(とうしゅほうほう)、桃来李答(とうらいりとう)

★やはり、一方通行では続きませんよね☆

丁寧すぎるのは無礼なの? 四字熟語

at 2002 06/21 23:54 編集

『慇懃無礼(いんぎんぶれい)』

【意味】表面はきわめて礼儀正しく丁寧であるが、実はひどく尊大であること。また、言葉づかいや態度などが丁寧すぎるのは、かえって無礼であること。「慇懃」はきわめて丁寧なこと、非常に礼儀正しいこと。「慇」は、憂え悼んで心を傾けること。ひいて丁寧・ねんごろの意。「懃」は「勤」と同じで、苦しむ、疲れるほどに気をつかう意。
【字体】「礼」の旧字体は「禮」。
【類義語】慇懃尾籠(いんぎんびろう)

★自分で気づかないウチにやっちゃってることあるかも!?

馬鹿正直★四字熟語

at 2002 06/22 10:33 編集

『尾生之信(びせいのしん)』

【意味】約束をかたく守ること。また、馬鹿正直で融通がきかないこと。「尾生」は人名、「信」は信義の意。
【故事】中国春秋時代、魯(ろ)の国に尾生(びせい)という若者がいた。あるとき橋の下で女と会う約束をしたが、女はなかなかやって来ない。そのうち雨が降り出し川の水かさが増してきたが、尾生は約束を守って待ち続け、橋脚に抱きついたままおぼれ死んだという故事から。
【出典】『荘子(そうじ)』<盗跖(とうせき)>
【類義語】抱柱之信(ほうちゅうのしん)

★私、平気でウソついたり約束を守らない人よりも、こういう人のほうが好きだなぁ〜☆ 
まぁ、場合にもよるけど・・・。

集中〜ッ!! 四字熟語

at 2002 06/22 19:43 編集

『朱墨爛然(しゅぼくらんぜん)』

【意味】学問や研究に専念することのたとえ。読書するのに朱色の墨で書き入れするので本が真っ赤になる。「朱墨」は朱色の墨。「爛然」はあざやかで美しいさま。ここでは黒い文字の本に朱色の書き入れが鮮やかなことをいう。
【出典】『国朝漢学師承記(こくちょうかんがくししょうき)』<七>

★漢検前はかなり燃えてたナ〜☆ 今は、エッセイに取り組み始めたのだけど、〆切(8月末)までまだあるやぁって思うと、ナンだかのんびりしちゃってるなぁ…。

徳は作りあげるもの★四字熟語

at 2002 06/23 10:41 編集

『六言六蔽(りくげんのりくへい)』

【意味】人には六つの徳があるが、学問や教養を積まなければ六つの弊害を生むということ。「六言」は、仁(愛情)・知(知恵)・信(信義)・直(正直)・勇(勇気)・剛(剛強)の六つの徳。「六蔽」は愚(馬鹿)・蕩(だらしない)・賊(人をそこなう)・絞(きびしい)・乱(無秩序)・狂(狂気)の六つの弊害をいう。「蔽」はおおい隠す意。
【注意】「六」を「ろく」と読み誤らないこと。また、「蔽」を「弊」と書き誤らないこと。
【出典】『論語』<陽貨(ようか)>

★「六言」を等閑(なおざり)にしてきた結果、「六蔽」という形になって今の世の中に反映され、蔓延(はびこ)り続けているような気がする・・・。
【徳孤ならず必ず隣あり】…徳のある者は孤立することがない。必ず共鳴する人が現れるものである。『論語』<里仁>
★共鳴してくれる人も減っていて、なかなか声高には同調できないですね…今の世の中。逆に「蔽」に腹を合わせる人が増えていて、そちらのほうが当たりまえ〜みたいなこの風潮。もう、良くなることはないのでしょうか? 私も自信ないけどガンバってるつもり…だけど、焼け石に水の程度なのかなぁ…。 ヽ(・_・;)ノ  

イヤなことは後(あと)? 先(さき)? 四字熟語

at 2002 06/24 13:06 編集

『先難後獲(せんなんこうかく)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】仁徳者は難事を先にして利益は後のこととすること。人がいやがる困難なことを率先して行い、人がしたがる利益に直結するようなことは後回しにすること(新注)。また、まず苦労して後に功を得ること(古注)。いろいろ骨折ってから目的に到達することをいう。「先難」は困難なことを先にする意、「後獲」は成果は後のこととするということ。
【補説】「難(かた)きを先にし獲(う)るを後(のち)にす」とも読む。
【出典】『論語』<雍也(ようや)>
【類義語】先苦後甜(せんくこうてん)

★新注(新たな注釈)は人のため、古注(古代の注釈)は自分のためという気もする。自己チューが多い昨今、
新注を以ていろいろな難事を切り抜けていきたいと思うけれど、いかが? (*'▽') 

イヤなことは後(あと)? 先(さき)? 四字熟語★part2

at 2002 06/24 16:01 編集

『先憂後楽(せんゆうこうらく)』…漢検3級相当(中学校卒業程度)

【意味】先に心配事・苦痛に思うことを片付け、楽しみは後回しにすること。天下の人々に先立って国事を心配し、人々が楽しんだ後で自分が楽しむ。北宋の名臣、范仲淹(はんちゅうえん)が政治家の心構えを述べた言葉。
【補説】「天下の憂(うれ)えに先んじて憂え、天下の楽しみに後(おく)れて楽しむ」の略。
【字体】「楽」の旧字体は「樂」。
【出典】范仲淹の「岳陽楼記(がくようろうのき)」

★そういえば、だいぶ前、国の一大事の時に「ゴルフ」をなさっていらした方、みえましたねぇ〜★ ('-'*) フフッ・・

庶民的なおつきあいしてる? 四字熟語

at 2002 06/24 22:07 編集

『布衣之交(ふいのまじわり)』

【意味】身分や地位などを問題にしない心からの交際。また、庶民的なつきあい。「布衣」は麻の布で作った庶民の衣服のことで、転じて庶民の意。
【補説】「交」は「こう」とも読む。
【出典】『史記』<廉頗藺相如伝(れんぱりんしょうじょでん)>
【類義語】布衣之友(ふいのとも)

★あははぁ☆ 私、やっちゃってますね! (#^.^#) エヘッ☆ お相手がどのようなお方であろうと、声かけてることあります。ある意味、コワイもの知らず!?

親子の絆★四字熟語

at 2002 06/25 16:54 編集

『属毛離裏(ぞくもうりり)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】子と父母との深いつながりのこと。「属」「離」はともに、つらなる、つながる意。「裏」は母体のこと。子の身体は、毛髪皮膚まですべて母胎(父母の血肉)とつながっているという意。
【補説】出典には「毛(もう)に属(ぞく)せざらんや、裏(うち)に離(つ)かざらんや」とある。
【字体】「属」の旧字体は「屬」。
【出典】『詩経(しきょう)』<小雅(しょうが)・小弁(しょうべん)>

★今日、映画「I am Sam」を見てきました。お母さんは女の子を生んだあと消えてしまい、残された父子は…★ アドレスはこちら! http://www.iamsam.jp/

名は体を表す★四字熟語

at 2002 06/25 20:01 編集

『名詮自性(みょうせんじしょう)』

【意味】名はそのものの本質を表すということ。名称と実体とが相応ずること。「詮」は備える意、「自性」は自らの性質の意。仏教の語。
【補説】「自性」は「自称」とも書く。
【注意】「名詮」を「めいせん」と読まないこと。
【出典】『成唯識論(じょうゆいしきろん)』<二>
【類義語】名実相応(めいじつそうおう)、名実一体(めいじついったい)

★私、「久美子」ってぴったりの名前だって言われるぅ☆
でも、「9月3日」に生まれたことから「くみこ」になったらしい…。('-'*) フフッ・・

ほんの一瞬でも…(*^o^)人(^o^*) ★四字熟語

at 2002 06/25 23:30 編集

『回光反照(かいこうへんしょう)』

【意味】人が死ぬまぎわに、一時もちなおすこと。また、物事が滅びる直前に、一瞬勢いを回復すること。「回光」は照り返しのこと、「反照」は夕焼けの光の意。夕日の照り返しで、日没の直前に一瞬空が明るくなることから。

★私の実父が亡くなる時もそうでした。長男(中2)は、その時(当時年長児)にもらった言葉をしっかりと覚えています☆ よくドラマでもそういう場面ありますね☆彡

夫婦円満★四字熟語

at 2002 06/26 14:09 編集

『琴瑟相和(きんしつそうわ)』

【意味】人と人、特に夫婦仲のむつまじいことのたとえ。「瑟」は大形の琴のことで、琴と瑟は合奏すると音色がよく調和することからいう。兄弟や友人の仲がよいことにもいう場合がある。
【補説】「琴瑟相和す(きんしつあいわす)」とも読む。
【出典】『詩経(しきょう)』<小雅(しょうが)・常棣(じょうてい)>
【対義語】琴瑟不調(きんしつふちょう)
【類義語】琴瑟調和(きんしつちょうわ)、琴瑟之和(きんしつのわ)

『関関雎鳩(かんかんしょきゅう)』
【意味】非常に夫婦仲がよいこと。「関関」は鳥の和らぎ鳴く声の形容。「雎鳩」は水鳥の名で、みさごの意。仲のよい雄と雌のみさごが、川の州でのどかに鳴きかわしているさまをいう。
【補説】略して「関雎」ともいう。
【字体】「関」の旧字体は「關」。
【出典】『詩経(しきょう)』<周南(しゅうなん)・関雎>

『比翼連理(ひよくれんり)』…漢検4級相当(中学校中級程度)
【意味】男女の情愛が深く、仲睦(むつ)まじいことのたとえ。「比翼」は「比翼の鳥」で、雌雄の二羽が翼を共有して常に一体となって飛ぶという想像上の鳥。「連理」は「連理の枝」で、根や幹は別だが、枝と枝が結合して一つになっているもの。男女の仲のよいことにたとえる。
【補説】「比翼の鳥、連理の枝」の略。
【出典】白居易(はくきょい)の「長恨歌(ちょうごんか)」

『偕老同穴(かいろうどうけつ)』
【意味】夫婦の契りがかたく、仲むつまじいこと。「偕」はともに、いっしょにの意。「穴」は墓、墓穴の意。夫婦がともに仲よく年をとり、死後は同じ墓に葬られること。
【注意】「偕老」を「階老」「回廊」などと書き誤らない。
【出典】偕老=『詩経』<はい(北におおざと)風(ふう)・撃鼓(げきこ)>・「同穴」=『詩経』<王風(おうふう)・大車(たいしゃ)>

★今日は、ウチの結婚記念日なのです☆ 丸14年経ちます!
続いてるってのは、やっぱり仲がいいんでしょうかね〜☆ エヘ(*^ ^)'-'*)ウフ

橘の中で生活? 四字熟語

at 2002 06/26 20:17 編集

『橘中之楽(きっちゅうのたのしみ)』

【意味】碁や将棋をする楽しみのこと。「橘」はたちばな・みかんのこと。
【補説】「楽」は「らく」とも読む。
【字体】「楽」の旧字体は「樂」。
【故事】昔、中国巴(は)きょう(工におおざと)の人が、庭の大きな橘の実を採って割ったところ、その中で二人の老人が、橘の中での生活のすばらしさをほめたたえながら碁をうっていたという故事から。
【出典】『幽怪録(ゆうかいろく)』

★このごろ、ウチのじいちゃんはよくお友達と碁をうっています。
長男は、野外宿泊学習に行くときに碁盤・碁石を持っていき、帰途前夜は夜通しやっていたそうです。
ダンナは、インターネット将棋にハマっていましたが、今はFF11にのめり込んでいます☆

☆成功 ★失敗 は気持ち次第! 四字熟語

at 2002 06/27 13:38 編集

『疑事無功(ぎじむこう)』…漢検5級相当(小学校卒業程度)

【意味】疑いながら事を行うようでは、成功は期待できないということ。
【補説】「疑事、功無し」とも読む。
【注意】「無功」を「無効」と書き誤らない。
【出典】『戦国策』<趙策(ちょうさく)>
【類義語】疑行無名(ぎこうむめい)

★成功することだけ考えて努力すればなんとかなる! と思って1級に臨んだけれど、結果は如何に・・・来月中旬ごろです。

善人と悪人の分かれ路★四字熟語

at 2002 06/27 14:14 編集

『哭岐泣練(こくききゅうれん)』

【意味】人は習慣や心がけ次第で、善人にも悪人にもなるということ。「哭」は大声で泣くこと、「岐」は分かれ路、「練」は白い糸の意。
【補説】「岐に哭(な)き練に泣く」とも読む。また、「哭岐」は「哭逵」とも書く。
【故事】「哭岐」は、中国戦国時代の楊朱(ようしゅ)が、分かれ路を見て、行く人の意志でどちらにでも行けるように、人は心がけ次第で善人になれるのに、悪人になる者もいると嘆いたという故事から。「泣練」は、墨子(ぼくし)が白い糸がどんな色にでも染まるように、人は習慣によって善人にも悪人にもなると嘆いたという故事から。
【出典】『淮南子(えなんじ)』<説林訓(ぜいりんくん)>
【類義語】楊朱泣岐(ようしゅきゅうき)、墨子泣糸(ぼくしきゅうし)、墨子悲染(ぼくしひせん)

★御尤(ごもっと)もデス!

とっさの対応★四字熟語

at 2002 06/28 15:07 編集

『当意即妙(とういそくみょう)』…漢検4級相当(中学校中級程度)

【意味】機転をきかせて、その場にあった対応をすること。
【字体】「当」の旧字体は「當」。
【注意】「当意」を「当為」と書き誤らない。

★今日、○○鮮魚店で、新物うなぎ(炭火焼きで秘伝のタレ付き)3匹1500円で売り出していました。
長い行列をして待っているときに、横のレジで客のオジさんが、うなぎを2本買って1050円出していました。レジのオバさんに「1260円です(税込)」と言われ、怪訝(けげん)な顔のオジさん。「3本で1500円で、ナンで2本で1200円だ!」と、ちょっと怒ってましたが、お店の人は「2本だと1260円です!」と言うだけ。

「2本でいくらって書いてないじゃないか! 書いとけ!!」とオジさんは訴えて支払っていましたが、オジさんは、たぶん売り出し日ってことを知らなかったのでしょう。いつもは、グラム売りで1本900〜1000円なので、2本で1200円でも十分安いのですけどね。

お店の人(包装する人もレジの人も)がオジさんに、3本1500円ってことを説明して、もう1本買うか、2本で1200円でもいいのか、訊くだけの機転を利かせてほしかったなぁ。お客さん1人失ったかも!

おしゃべり★四字熟語

at 2002 06/28 21:37 編集

『程孔傾蓋(ていこうけいがい)』

【意味】親しく話をすること。「程孔」は程子と孔子のこと、「傾蓋」は車のかさを傾ける意から、車を止めること。
【補説】「程孔蓋(がい)を傾く」とも読む。
【故事】孔子が偶然出会った程子(ていし)と道端でかさを傾け合って車をとめ、親しく語り合った故事から。
【出典】『孔子家語(こうしけご)』<致思(ちし)>
【類義語】

『傾蓋知己(けいがいのちき)』
【意味】ちょっと語り合っただけなのに古くからの友人のようにうちとけて親しくなるたとえ。また、そのような仲。
「傾蓋」の「蓋」は車につけられたかさ。それを傾けるとは車を止めることをいう。
【注意】「知己」を「知巳」と書き誤らない。
【故事】「程孔傾蓋」の項参照。
【出典】『史記』<鄒陽伝(すうようでん)>

★私、今日、初めてgaiaxのチャットでおしゃべりしました! 今までよくわからなかったこともあって、やったことなかったのです。(*>_<*)  でも、私にとっては、チャットってやっぱり時間の徒(むだ)のような気がするなぁ・・・。

見て! 聞いて! 言って! 動いて! 四字熟語

at 2002 06/29 11:02 編集

『視聴言動(しちょうげんどう)』…漢検3級相当(中学校卒業程度)

【意味】見ること、聞くこと、言うこと、行動すること。また、この四者を慎むこと。顔回(がんかい)の問いに対して孔子が「礼(れい)に基づかないものは見ても聞いても言っても行動してもいけない」と言った故事から。
【字体】「聴」の旧字体は「聽」。
【出典】『論語』<顔淵(がんえん)>

★三猿(さんえん)…「見ざる・聞かざる・言わざる」…は、礼に基づかない「視聴言」を戒めたものであろうか?

度量が大き〜い!! 四字熟語

at 2002 06/30 06:56 編集

『清濁併呑(せいだくへいどん)』

【意味】度量が大きく、どんなことでも受け入れること。清らかなものも濁っているものも差別しないで呑み込む意。
【補説】「清濁併せ呑む(せいだくあわせのむ)」とも読む。

★ダンナに感謝! m(_ _)m

牛を丸呑み!! 四字熟語

at 2002 06/30 15:45 編集

『呑牛之気(どんぎゅうのき)』

【意味】気持ちが広く大きいこと。牛を丸呑みにするほど意気が盛んなこと。
【字体】「気」の旧字体は「氣」。
【出典】杜甫の「徐卿二子歌(じょけいにしか)」
【類義語】食牛之気(しょくぎゅうのき)

★「濁っているもの」と「牛」、呑むならどっちがマシかなぁ…? あはは★ そんなの較(くら)べられないですね!

善人になるため…★四字熟語

at 2002 06/30 16:35 編集

『呑刀刮腸(どんとうかっちょう)』

【意味】心を入れ替えて善になることのたとえ。刀を呑んで腸をけずり汚れを除き去る意。「刮」はけずる意。
【補説】「刀を呑んで腸を刮る(かたなをのんでちょうをけずる)」とも読む。
【出典】『南史(なんし)』<荀白玉伝(じゅんはくぎょくでん)>

★あははぁ。(^_^; コレくらいやらないと、なかなか心を入れ替えることは出来ないものですよね。
…と同意を求める…。(#^.^#) エヘッ★

【善に強い者は悪にも強い】…大きな善をなす者は、いったん悪事に走るとかえって大悪をなす。
★こういう諺もあるので、ほどほどに善いことしてましょー☆ (*'▽')

一気!! 四字熟語

at 2002 06/30 20:38 編集

『一気呵成(いっきかせい)』

【意味】ひといきに文章を書き上げること。また、ものごとを中断することなくひといきに仕上げてしまうこと。「呵」はハッと息を吹きかける擬音語。
【字体】「気」の旧字体は「氣」。
【注意】「呵成」を「可成」「化成」などと書き誤らない。
【出典】『詩藪』<内編(ないへん)・近体中(きんたいちゅう)>

★昨日から今日にかけて、HP大改造しちゃったのだぁ〜♪
☆mtvilさん ☆LOTTOさん ☆masayosiさん、アリ\(*^▽^*)/ガトゥ★
自己満足だけど、なんかやり遂げたあとって(´ー`人) 嬉しいな〜♪