難しい漢字をカンタンに覚える方法!?at 2004 10/08 Y
以前、『牡丹と薔薇』というドロドロの愛憎ドラマがありましたが、今日は『檸檬と薔薇』です。
9月29日付 BBS☆shinsyuu殿(艦長)の書き込みより、お題を戴きました。
★「牡丹(ボタン)」…準1級 ★「薔薇(ばら)」…1級 ★「檸檬(レモン)」…1級
☆「挨拶」という字を、必要に迫られて、艦長が覚えられた方法。
→手偏に「ム・矢・く・タ(むやくた)」と…。
こんな方法で「檸檬」と「薔薇」をカンタンに覚える方法があるでしょうか? オ・シ・エ・テ・・・^^。
とのことなのですが、う〜ん。。私も教えてほしいです。(笑) 私は、只管書いて覚えるほうなので。
でも、自然と口遊みながら練習している漢字もあったように思います。
★「口遊(ずさ)む」…準1級・表外読み ★「只管(ひたすら)」…準1級
あるTV番組で、書き取りの苦手な子が劇的に覚えられる方法というのをやっていました。ソ・レ・は、
自分が躓きやすい部分を○で囲み、その部分だけ何度も練習をする! とのことでした。
実際に2人のお子さんが試してみたのですが、効果覿面でした。
★「躓(つまず)く」…1級 ★「覿面(テキメン)」…1級
これはどういうコトかなぁ…。部首(偏旁冠脚)については然程(さほど)むずかしくなく、
部首以外の部分で引っかかるところが多いんじゃないかなぁ、って思いながら番組を見てたんですね。
その中でも、分からないところ・間違えやすいところを集中的に練習することで、覚える部分を少なくできます。 それでインパクトを受けるし、多くの漢字を練習できることになるから、たくさんの漢字を覚えるときには
効果的なのかな〜と考えました。
この方法とは少し違うかも知れませんが、「檸檬」と「薔薇」について検討してみます。
▼「檸檬(ネイモウ・ドウモウ)」は、レモン。英語 lemon の音訳。
ということで、「きへん」は当たり前なので、まず「寧(ネイ)」と「蒙(モウ)」(…1級)に注目。
「蒙」は、「蒙古(モウコ…モンゴル)」の「蒙」ですね。
ンで、「寧」をよく見ると、「丁寧」の「寧」に見えるんだけど、「丁」の上は「皿」。なので、
*「木製のお皿にレモンを丁寧にのせて、蒙古人に上げる」などとイメージするとどうです? 蒙古人を
朝青龍とか、具体的に思い浮かべると尚よいかも知れませんね。(笑) ★「尚(なお)」…準1級・表外読み
▼「薔薇(ばら)」は、「薔薇(ショウビ・ソウビ)」とも読みます。
こちらも2字とも「くさかんむり」は当たり前ということで、その下に注目ですね。
とはいっても、些とムズカシー! テキトーにこじつけますと…。 ★些(ち)と…準1級
*「草むらの土の中で2人の人が回っているから、微ミョーに気を付けて!」なんてネ。(笑)
「薇」をよく見ると、「微」と少し違っているから気を付けてくださいませ〜。 @下らぬ話で、寸魔戦!
というわけで、皆さんも『難しい漢字をカンタンに覚える方法!』がありましたら、ぜひ御連絡くださいませ〜☆
《参考》
★『戴(いただ)く』…準1級
「頂く・戴く」を、「〜してもらう」の謙譲語として用いるときは補助動詞となるので、ひらがなで書いたほうが良いでしょう。
まず、「貰う」の意味が希薄であるということが挙げられます。
それから、「教えていただく」「ご覧いただく」などと書くことで、読みやすいし柔らかい感じがします。
また、動詞を漢字表記することで相手の動作の意味を強め、より敬意を表すことができると考えるからです。
これに類する語…「下さい(〜してください)」「致します(お願いいたします)」「欲しい(〜してほしい)」など。
★『偏旁冠脚(へんぼうかんきゃく)』…1級 [意味]漢字を構成する部首の総称。
[補説]「偏(へん)」は左側の部分、「旁(つくり)」は右側の部分、「冠(かんむり)」は上部、「脚(あし)」は下部。
「旁」は「傍」とも書く。漢字の構成要素には、他に「垂(たれ)」「構(かまえ)」「繞(にょう)」があるが、「偏旁冠脚」はこれらも含めた総称として用いられる場合が多い。 ★「旁」…1級 ★「繞」…1級
★『こじつける』→『故事付ける』
自分の都合のよいように無理やり理屈をつけて関係のないものを結びつける。
【例】地名の由来や語源説には故事付けが多い。
【語源】「故事」はあて字で、ふつうはかな書き。昔から伝えられているいわれ(故事)を無理やり関連づけることに通じることから、「故事」+「付ける」からできたことばという。また、「故実付(こじつつ)ける」の略ともいわれる。(漢検新書『知っ得 日常ことば語源辞典』より)
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