サンゴ礁☆くみ。の日記


※掲出語句等は、『漢検 漢字辞典』『漢検 四字熟語辞典』『広辞苑』『角川 新字源』より記載。

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僥倖!

at 2004 09/27 23:07 編集

先週、行きつけのお店でのこと。魚の対面販売で、似鱚1パック(5尾)100円だったのに、200円の値札が入っていてレシートも200円になっていた。

帰宅後に気づいて電話で確認したら、向こうのミスであったことが分かった。
家まで伺うと言われたが、お店から車で15分かかるので、今度行ったときに返金してもらえばいいですよ。
ということで、本日、買い物が済んだあと、サービスカウンターへ…。

返金分100円と電話代20円をもらうまでは当たり前。そのあと、ナンと上白糖1sも貰った!
「え! いいんですか?」「どうぞ、使ってください」「え! ナンか逆に悪いですよ〜。。」「どうぞどうぞ。」
というわけで、とってもシャーワセ〜☆☆☆


★ギョウコウ 【僥倖】 思いがけないしあわせ。こぼれざいわい。
「僥」…1級  「倖」…準1級(人名漢字) [なりたち」幸(さいわい)に人を増し加えて、幸と区別し、おもに、
もっけのさいわいの意に用いる。 [書きかえ]「幸」が書きかえ字。

【勿怪(モッケ)の幸い】思いがけずに訪れた幸運。  「勿」…準1級  「怪(ケ)」…準1級・表外の読み
[表記]「物怪」とも書く。

★「鱚(きす)」…1級(国字)  ★「対」の旧字体は「對」…1級  ★「円」の旧字体は「圓」…1級

★「売」の旧字体は「賣」…1級  ★「帰」の旧字体は「歸」…1級  ★「気」の旧字体は「氣」…1級

★「済」の旧字体は「濟」…1級  ★「当」の旧字体は「當」…1級  ★「貰(もら)う」…準1級

★「悪」の旧字体は「惡」…1級

「遙」も「遥」もOK…人名漢字の異体19字、同格に

at 2004 09/26 09:24 編集

法務省は、人の名前に使える人名用漢字に新たに488字を追加する27日の戸籍法施行規則改正に合わせ、19組の「異体字」と標準字を同格として扱う方針を決めた。

 異体字とは、標準の字と意味が同じでも形が異なる字。人名用漢字はこれまで1字種1字体が原則で、異体字の使用は、戸籍法施行規則で定める許容字体についてのみ、例外的に認めてきた。

 今回の規則改正は、国民からの「命名の選択肢を広げてほしい」との強い要望を受け、488字を追加するもの。488字には「遙」「萠」「槇」など9字の異体字が含まれているため、許容字体としてこれまでも人名に使えた「亙」「巖」などを含め、標準字と異体字の扱いを整理することにした。

 具体的には、計19組の1字種2字体について、2字体をハイフンで結び、同格として併記する。2字体をハイフンで並べる際は画数の少ない字を先に掲載するが、どちらが標準字というわけではなく、対等に扱うという。

 人名用漢字を編集基準にしている漢和辞典では、表題には標準字を掲げ、異体字は参照扱いにとどめているケースが多い。7月には、辞書を扱う一部出版社が、1字種2字体の併記を避け、標準字を定めるよう求める意見書を法務省に提出した。しかし、同省では「どちらが標準字かを決める権限は法務省にない。辞書の編集までは考慮できない」と判断した。

 ◆人名用漢字=法務省が戸籍法施行規則で定めている。現在は290字あり、27日の規則改正で「苺」「檎」など488字が新たに追加される。同規則で当面の措置として使用を認めている許容字体205字も加わる。名前にはこのほか、内閣が告示した常用漢字(1945字)も使用できる。姓に使う漢字は、こうした制限を受けない。
(読売新聞) - 9月25日15時39分更新


『追加された人名漢字』   『人名用漢字について-戸籍法規定』


★人名に使われる漢字がこんなに増えるんじゃぁ、ますます1級・準1級の漢字能力が必要になってきますね。
でも私は、人名漢字に限らず、「1字種2字体以上の併記を避け、標準字を定める」ほうが良いのではないかと思っています。

よりその漢字にふさわしい字体1字にして、パソコン・ワープロでもその字体が表記されるように全て統一できれば、氾濫する漢字が減りスッキリするのになぁと思っています。

確かに、それぞれの字体にはそれぞれの意味・なりたち・歴史等あるとは思いますが、そろそろ漢字の整理をしても良いのでは? と思います。そうなれば、許容字体云々することもなくなり、漢字を読むほうも書くほうも便利になります。

「辞書の編集までは考慮できない」という法務省の判断は、了見が狭いと同時に面倒なことはしたくないという思いが見え隠れします。
そりゃぁ、1級の勉強してるとき、スッゴ〜イ大変だったもの〜! ましてや、普段からそんな学習をしてない人には、もっとワケ分かんないですよ〜!

「遙」「萠」「槇」などは人名漢字として使えなかったので、「遥」「萌」「槙」が人名漢字として使われることになっていたのです。
そんなんだったら、初めっから「遙」「萠」「槇」をオッケーにしとけば良かったじゃ〜ん!
もともと1字体しかない漢字を使用している人たちにとっては、不公平感もあるかも知れないですね〜。
でも、人名漢字! となると、それぞれの好みもあるので、ヤッパ一概には決められないモンですかねぇ…。

★「遥」…準1級  「萌」…準1級  「槙」…準1級
「遙」…「遥」の旧字体(1級)  「萠」…「萌」の許容字体(準1級)  「槇」…「槙」の旧字体(1級)

また引っ越すかも…。

at 2004 09/24 00:12 編集

gooに移転してから3週間以上すぎた。
メンテナンス後、更新したらタグが剥き出しになって表示されなくなるものも出てきて、ちょっとショックだったり。。
無料HP、ヤメるかも〜。

★「転」の旧字体は「轉」…1級  ★剥(む)く…準1級

常用漢字では、表外漢字の持つ意味合いを伝えるのは難しい!

at 2004 09/14 23:01 編集

★コウチャンさんの疑問にお答えする形で。(9月12日付・BBSより)

私は、『十七条の憲法』についてはよく分からないのですが、直接の原文は残存していないそうで、読み方・漢字の表記についてはいろいろとあるようですね。
漢字の意味については、今回の意味に合っていないものについては省いたものもあります。情報量が多くなり分かりにくくなるので。あしからずご了承ください。

[なりたち]についてはPCでの表記が困難なので、記載できる「礼」だけ取りあげました。それから、手持ちの辞書による私の拙い回答より、図書館の大きな辞典で調べたほうがよく分かるということを申し添えます。(笑)
とりあえず、以下、私なりの見解です。(引用は『角川 新字源』『広辞苑』『漢検 漢字辞典』より)


Q.「一に曰く、和(やはらぎ)を以て貴(たつと)しと為す。忤(さか)ふること無きを宗(むね)とせよ。」という場合の「 忤(さか)ふる」は「逆らう」とは感覚が違うのではないでしょうか。

★【忤】(…1級) @もとる。そむく。さからう。道理にはずれる。Aみだれる。Bまどう。あやまる(誤)。
★【逆】(…6級、旧字体は二点しんにょう…1級) @さからう。道理にそむく。[同義語]「逆」のしんにょうのない字。[対義語]順。 a.もとる。道理に従わない。b.反対する。てむかう。はむかう。Aさかさま。順序や方向が反対。

さからう 同訓異義(『角川 新字源』より)
 【逆】「順」の対。真正面からさからうこと。「むかう」とも読む。
 【忤】考えが、あちらこちらと、ふりちがうこと。
となっています。

意味としてはどちらも同じようなのですが、図に表すと、「逆」は「←→」「⇔」、「忤」は「∨」「∧」「>」「<」。
こんな感じでしょうか?

また、この2字を合わせて次の熟語があります。
「忤逆(はいぎゃく)」@道理にさからうこと。A上にそむくこと。
「忤」は常用漢字ではないので、「背逆」と書きかえられます。

☆現代語訳にするときには、同じような意味の「逆」を使っているので、「さからう」感覚が違って感じるのではないでしょうか?


Q.「四に曰く、群卿百寮礼(いやまひ)を以て本とせよ。」の「礼(いやまひ)」も今日の「礼」とは意味合いが違うように思えます。

★【礼】が、「れい」「うやび」となっている資料もありました。

 いや【礼・敬】うやまうこと。礼儀。うや。
 うや【礼】うやうやしくすること。礼儀。いや。(『広辞苑』より)

[意味]@神をまつる儀式・作法。A社会生活の秩序・慣習。「九礼」B国家の制度・法則。「五礼」Cいや。あや。のり。「曲礼」Dのりにかなった行い。五常の一つ。E真心をもってあつかう。敬意をつくす。「敬礼」F敬意・感謝の意を表す贈り物。G経書の名。礼記(らいき)・周礼(しゅらい)・儀礼(ぎらい)
[国](日本語としてのみ用いるもの) れい。@おじぎ。A謝礼。「礼を言う」 (『角川 新字源』より)

☆ある資料には、「公家百官は、真心を持って行うを基本としなさい」とありました。
「敬う」「真心」等が、「礼(いやまひ)」のキーワードとなりそうですね。
「礼」1字でも多様な読み・意味があることや、日本語としてのみ用いる意味を「礼」としてとらえることが多いため、意味合いが違うように思えるのかも知れません。

「礼」の旧字体は「禮」…1級 [なりたち]形声。旧字は、示と、音符豊(れい)「ふみおこなう意→履(り)」とから成り、神をまつる際にふみ行うべき儀礼、ひいて、人の守るべき秩序の意を表す。一説に、会意形声で、豊(れい)がまつりの最も重要な儀式の神酒を飲む意と音とを示し、ひいて礼法の意を表すという。(『角川 新字源』より)


Q.「鐶(みみがね)の端(はし)なきが如し」の「鐶(みみがね)」とは何でしょうか。

★これは、どこに載っているのか分かりませんでしたが、
【鐶】…1級  わ(輪)@かなわ。金属の輪。Aゆびわ。Bみみわ(耳輪・耳環)。
とあるので、イヤリングやピアスのようなものでしょう。


Q.「十二に曰く、国司・国造、百姓に斂(おさ)めとること勿れ。国に二君(ふたつのきみ)靡(な)し。」の「斂(おさ)めとる」「靡(な)し」という時の漢字の使い方も現代の感覚とは違う深みがあるように思えます。

おさめる 同訓異義(『角川 新字源』より)

【斂】(…1級)ひと所に集めて取り入れる。聚斂(しゅうれん)…@あつめおさめること。A過重の租税をとりたてること。
【収】入れるところがあって、そのなかに入れる。とりこむ。取り入れる。
【蔵】かくししまいこむ。
【納】入れ納める。はいる意はない。
などがあります。

「勿斂百姓」の訳文としては、
「百姓を自分のために取り立ててはならない。」とか「百姓から勝手に税をとってはならない。」などあり、【斂】は「税」としての意味合いが強いとうことでしょうか?

話は外れますが、なかなか言い当てているなぁと思う故事を挙げておきます。

 ※『聚斂の臣あらんより寧(むし)ろ盗臣あれ』([大学]儒教の経書。もと「礼記」の一編。)
 過重な税のとりたてをして民心を失う臣より、公けの財物を盗みとって私腹をこやす臣の方がまだましである。治国の要は財貨よりも民心を収めるにあることをいう。

★【靡(な)し】について

「靡し(…1級)」は「非」の同義語で、否定の助字です。(また、助字としてなかれと読む場合もあります)
使い分けについてはよく分かりませんが…。

実際、「国非二君(くににふたりのきみあらず)」となっている資料もありました。意味というよりも、助字としての扱いだと思います。

同じ「靡」でも、「三曰、……。上行下靡(かみおこなうときはしもなびく)。……」の場合は、「なびく。したがう。」の意味としてとらえればよいでしょう。


★昔は、表外漢字(常用漢字表にない漢字)や旧字体も普通に使われていたので、より意味に合った漢字で表記できたのでしょう。今はそれが制限されているため、読むことも書くこともできない漢字が非常に多くあります。

そのため、書きかえ字のある表外漢字もあります。それで、常用漢字の使用に限られてくると、感覚・意味合いが違うように思えたり、表外漢字での表記が現代の感覚とは違う深みがあるように感じられる場合があるのではないでしょうか。

コウチャンさんの疑問に対し、十分な説明になっていないかも知れませんが、私の能力ではこのぐらいの説明しかできず申し訳ありませんでした★


[参考サイト]:☆聖徳太子十七条憲法☆

蟲!

at 2004 09/10 13:22 編集

1〜2カ月に1度しかやらない貸アパートの掃除。(9月9日の日記)
地震も続いたので建物のようすも見るべく、二男を送っていったあと寄ってみた。
夏休みのあいだ1度も掃除に行かなかったので、案の定、艸が茫茫だった。

雑草を根刮ぎ抜きたいのだが、ある程度成長したものや種類によってはうまく抜けないものもある。鎌も持っていなかったので引っこ抜くしかない。
もう作業も終わりに近づいてきたころ、集中力も欠け惰性で作業を続けていたら、何やら右手の中に汁を感じた。「ギョえっ!! 青蟲!」

その雑草には青蟲を寄せ付けるauraが出ているのだろうか。大・中・小の青蟲が6匹くらい群がっていた。
「いや〜ン…★」とか言って少し大きな声を出していたモンだから、隣の小母さんが「どうかしたの〜?」と心配して来てくれた。恥ずかし〜!

他にも、黒い毛蟲を5匹ほど隣の草の生い茂った空き地に逃がした。
まぁ、建物のチェックも終わり帰途についた。

家に着き、やれやれ、疲れた〜と車から降りて数歩あるき出したら、サンダルと足の裏で何か踏んづけた気が…。見ると、2pくらいの羽のある黒い蟲! 「いや〜ン! 何でこんなトコに入りこんでくるの〜〜!!」
サンダルには、蟲の体から出たと思われる白いモゾモゾとした内臓が…。

今日はこんなに虫が付いてばかりで、好ましくないオトコでもデキちゃったらどうしよ〜!(笑)


★「蟲」…「虫」の旧字体(1級配当漢字) 
(A)「虫」…まむし。 (B)「蟲」…@むし。昆虫類の総称。 A動物の総称。「羽虫(うちゅう)」は鳥、「甲虫(こうちゅう)」はカメ、「毛虫(もうちゅう)」は獣、「裸虫(らちゅう)」は人間、「鱗虫(りんちゅう)」は魚を表す。

※(A)もと、大きな頭をもっているへびの形にかたどり、まむしの意を表した。 (B)虫を三つ重ねて、多くの小生物、ひいて「むし」の意を表す。教育漢字は、古くから虫が蟲の略字として用いられたのによる。

★「艸(くさ)」…1級  くさの並んで生え出るさまを表した字。「くさかんむり」の原形。

★「茫茫(ぼうぼう)」…1級 「芒芒」とも書く。  ★「刮(こそ)げる」…1級  ★「鎌(かま)」…準1級

★「抜」の旧字体は「拔」…1級  ★「青」の旧字体は下部の月が円…1級  ★「声」の旧字体は「聲」…1級

★「隣」の旧字体は「鄰」…1級  ★「臓」の旧字体は「臟」…1級  ★「鱗(うろこ)」…準1級

シフォンケーキをロハで頂くために…。

at 2004 09/02 21:27 編集

恥ずかしげもなく行ってきました! 会員カードを再発行してもらうために。(笑)

15年ほど前に、某貸衣裳店の会員となり、2度ゲストドレスを借りた。もう10年以上借りていないのだが、永年会員でいられるようだ。定期的にお便りが来るのだから。
そこのお店の協力店の一覧表も同封されている。これが嬉しい特典付きなんだなぁ☆

私がよく利用していたのは、此処
例の会員カードを提示すると、飲み物をオーダーした人は、シフォンケーキを2名まで無料で頂ける。
以前は350円だったのだが、現在は400円(税込)になっているみたい。数年前にカードを無くし行っていなかったから、値上がりしてるのは知らなかったなぁ。
また、お友達と一緒に行ってこよう♪


★「只(ただ)」…漢検準1級 【ロハ】「只」の字を片仮名のロとハに分けていう語。  ★嬉(うれ)しい…準1級

★「衣裳(いしょう)」 【衣】…特に上半身にまとうもの。【裳】…腰から下につける衣服。「裳」…準1級
 「衣装」が書きかえ字。

★「覧」の旧字体は「覽」…1級  ★「此」…準1級  ★「処」の旧字体は「處」…1級

HP移転しました!

at 2004 09/01 22:05 編集

gaiaxが閉鎖されるということで、多くの皆さんに倣い、gooに引っ越しました。
これからの日記は、肩肘張らずにいろんなことを書いていこうと思っています。
dreamcityにいたとき同様、今後ともどうぞよろしくお願いいたします☆

【ひじ】 「肘」…漢検準1級対象  「肱」…準1級対象  「臂」…1級対象